2011年12月4日日曜日

富士吉田遠征: えきまえ(山梨県富士吉田市)


参加者: 大谷直也
文: 大谷直也


肉うどん 400円
 
その名の通り、駅前にある店。メニューは「うどん」と「肉うどん」のみです。
正直あんまり期待していなかったのですが、食べてびっくり。
太く硬い麺、味噌と醤油のつゆ(やや味噌が強め)と、初日に食べた伝統的な吉田のうどんに近い味でした。
やっぱり駅前はその土地の顔なのでしょうか。すごく満足できました。

富士吉田遠征: くれちうどん(山梨県富士吉田市)


参加者: 大谷直也
文: 大谷直也


くれちうどん 500円
 
まだ時間に余裕があったので、開花のすぐそばにあるくれちうどんへ。
ここの麺はやや太めでしたが、讃岐うどんに近い感じでした。
おあげを入れている店は初めてです。最後まで置いておくと、つゆがしみ込んでいい味になります。
 
ここで昼の部は終わりです。
この後、食べ過ぎた分を消費すべく、散歩(というか山登り)に白糸の滝まで行きました。きつい・・・
無事下山した後は、バス出発時刻までラストスパートです。

富士吉田遠征: 開花(山梨県富士吉田市)


参加者: 大谷直也
文: 大谷直也


肉きんぴら 700円
 
べんけいのご主人に勧められた老舗。薪を燃料にしたかまどで麺を茹でているという店です。
よく茹でてあるのか、一番湯気の立つ、一番やわらかい麺でした。
じっくり茹でたうどんにはつゆの味がしみ込みやすいです。家庭料理のような素朴な感じがしました。

富士吉田遠征: しんたく(山梨県富士吉田市)


参加者: 大谷直也
文: 大谷直也


この日は雲一つない快晴に恵まれました。街中からでも富士山がこんなに鮮やかに見えます。

しんたく


肉金うどん 500円
 
民家をそのまま店舗にした店。ふじやのご主人によれば、ここが吉田のうどん店の中で最も人気だそうです。
店主さんのうんちく通り、ここの麺は白くて塩味のある、讃岐うどんに近い麺でした。
きんぴらがいい味を出しています。味噌と醤油味のつゆによく合っていました。
また、ここのすりだねは今回巡った店の中で一番食べやすかったです。辛みもそこまで強くなく、いいアクセントになりました。
 
どうやらこの店は、夏にTVの収録で嵐のメンバーが来たことで有名なようです。
「松潤が座った席どこー!?」などと言いながらワイワイやっている女性団体客もいました。

2011年12月3日土曜日

富士吉田遠征: べんけい(山梨県富士吉田市)


参加者: 大谷直也
文: 大谷直也


吉田のうどん 750円
 
商店街の中にある、居心地のいいこぢんまりとした店。
ここのうどんは、味噌に比べて醤油が強めでした。
 
店主の方におすすめのうどん屋を聞いたところ、老舗をいくつか紹介してくださいました。
明日の行先がここで決定です。
 
この日のうどんはここまで。この後ユースホステルで一夜を過ごしました。
・・・なぜか他に客が誰もいませんでしたが。

富士吉田遠征: 吉田うどん ふじや(山梨県富士吉田市)


参加者: 大谷直也
文: 大谷直也


ふじやうどん 580円
 
この店のうどんは「純田舎風」がコンセプトです。キャベツ・きんぴらがあるうえ、肉はちゃんと馬肉。他にもいろいろ乗っています。
しかしなんといっても特徴的なのは、麺の色が濃く、とにかく太め・硬めなこと。
 

分かりづらいですが、麺に茶色や黒の粉が混じっています。しっかりした小麦粉の味が楽しめます。
 
時間が中途半端で他にお客さんがいなかったためか、ここの店主の方がいろいろうんちくを教えてくださいました。
  • キャベツはビタミンUが多く、硬い麺の消化を助けるために入っている
  • 吉田のうどんは讃岐うどんなどに比べ製粉の度合いが少なく、より殻に近い部分まで使っている
  • 灰分率(粉の硬さの指標)は讃岐うどんが25~35なのに対し、ふじやはなんと55(今まで食べたうどんの中で一番硬かったです)
  • 最近は富士吉田でも、若者を意識して、讃岐うどんに近いような白くやわらかめの麺を出す店が増えている
  • 白いのに硬い麺は食塩を足して硬さを出している(讃岐うどんもそうですね)
などなど
讃岐のうどん学校で修業をされた経験がおありで、香川遠征を熱心に勧めてくださいました。次こそ行けるといいですね。
 
自分はこういう硬ーい麺も好きです。昔のうどんを今に伝える貴重なお店だと思います。
(店主さん、いろいろと教えていただき、ありがとうございました!)

富士吉田遠征: 栄屋(山梨県富士吉田市)


参加者: 大谷直也
文: 大谷直也

 
肉玉うどん 350円
 
6畳くらいしかない狭い店。その分値段は非常に良心的です。
こういう店に当たると、ご当地うどんを食べに来てるんだなーと実感できます。
 

吉田のうどんには、ラーメン同様「替玉」のシステムがある店も多いです。
ここではなんと1玉50円でした。
 
昼時が過ぎたので、レーダードーム館などを回って過ごします。
(この時、デジカメが壊れました・・・。以下の写真は携帯で撮ったので若干画質が粗いかもしれません)

富士吉田遠征: 桜井うどん(山梨県富士吉田市)


参加者: 大谷直也
文: 大谷直也

夏の香川遠征に行けなかった悔しさをどこにぶつけようか、と思っていたところ、「東京のすぐ近くに香川に負けないうどんの町がある」という話を聞き、12月3~4日に、うどん部を代表して(?)乗り込んできました。
 
行った先は山梨県富士吉田市。富士登山の玄関口でもあります。
ここには「吉田うどん」という独自のうどん文化が発達していました。
 

市では富士急ハイランドに負けない呼び物にしようと積極的にPRしています。
市内には公認されているだけで64軒の吉田のうどん店があるそうです。富士のきれいな水がうどんをおいしくするのでしょうか。
 
吉田のうどんの大きな特徴は、「太めの麺」「キャベツ入り」「すりだね」の3つです。「きんぴらごぼう」入りのものもよくあります。
本来は「馬肉」も条件ですが、これは値段が上がるせいか入ってないところも多いです。
また、つゆは「味噌と醤油のブレンド」が一般的で、店によっては「醤油ベース」「味噌ベース」もあります。

桜井うどん



あついの 350円
 
この店はキャベツうどん元祖の店で、メニューは「つめたいの」と「あついの」の2種のみ。
コシの強い硬めの麺と、しんなりしたキャベツがよく合います。だしも味噌と醤油のブレンドが絶妙でした。
ここを最初にしたのは大正解でした。


「すりだね」は辛みだしのことです。店によって味が違いますが、手加減なく辛いです。