文: 加藤集平
佐藤養助を出発したうどん部は、御茶ノ水駅に移動するため、丸の内線の銀座駅へ向かいます。
銀座は路地裏もおしゃれ。あと、電柱が1本もないんですね。
この地下道では、近隣の小学生が描いたであろう絵がいくつか展示してありました。中でも「夜にそらをとぶたいぞう」が大変気になって写真に撮ったのですが、著作権の関係でお見せできないのが非常に残念です。
ちょっと省略して、うどん部はお茶の水に到着しました。お茶の水橋からの眺めは絶景です。
燦然と輝く「うどん」と「(○に香)」の文字。
丸香のうどんで加藤が好きなのは、何と言っても麺です。舌触りがたまらないのです。讃岐うどんではしばしば、麺の表面が「ざらざら」していることが評価されます。今までは、だしがよく絡むからであろうと思っていたのですが、(それは確かに理由の一つでしょうが)それだけではないことを実感させてくれたのが、丸香です。「こしがある≠硬い」ではないことを実感させてくれたのは香川の中村でしたが、それ以来の開眼でした。そしてこの日も舌触りは健在。写真をお見せできないのが残念です。あ、だしはあまり強い印象がありませんでした(勉強不足でよく分かりません)。
うろ覚えですが、店内の様子をご説明します。お店を入ると、左側に通路とレジ、右側にテーブルが道路に平行に3つ並んでいて、奥に厨房があります。テーブルには椅子が40席程度あって、所狭しとお客さんがうどんを食べています。右奥にうどん粉(○香 特雀)の袋を積んであるので注目。ちなみにうどん屋さんが使うプロ用の粉は小売りをしていないのが普通ですが、500g単位で売ってくださるのが池袋の北東製粉です [1]。東京近郊の方は是非ご利用ください。
ごちそうさまです。
ここで今回の遠征は解散しましたが、加藤、侭田部員、N川部員の3人は明治大学駿河台キャンパスに向かいました。そこには明治大学博物館「刑事部門」(旧: 刑事博物館)があって、拷問・処刑道具などの史料が展示されているということで、かねてより行ってみたかったのです。敬遠されがち(?)な学問分野かもしれませんが、人権を考える上で意義になるはずです。ちなみに博物館内も撮影禁止(のはず)なので写真はございません。悪しからず。
明治大学は丸香のすぐ近くから見えます。ちなみにお茶の水は先程文化の街と申し上げましたが、明治大学の他に、日本大学の一部校舎、駿台予備学校、そして先程のデジタルハリウッド大学などが集まる学校の町でもございます。さらに学校が多いからか、楽器屋も多い音楽の町でもあります。
明治大学博物館は隣の12号館にあります。ちなみにその日は企画展「江戸の罪と罰」をやっていました。
企画展で面白かったのは、江戸時代の牢獄の解説。実際の牢獄の入り口(1m×1m程度)を再現したものがあり、実際にくぐることができました。常設展でも様々な展示物があり、江戸時代の最も重い罰「鋸引(のこぎりびき)」に使われた道具(レプリカ)や、獄門の様子を写した明治初期の写真を見ることができました。
明治大学博物館の常設展は入場無料(特別展は場合による)[2]。こちらも東京近郊の方は是非いらしてください。
JR御茶ノ水駅の手すりは曲がりくねった変な形をしています。お茶の水は文化、学校、音楽の町であると申し上げましたが、実は大病院が集まる病院の町でもあり、通院客の乗降が多いのです。ところがこの駅はあまりにホームが狭いために、エスカレータもエレベータもありません(車椅子を乗せて階段を上り下りする昇降機のみ)。という訳で、少しでも階段を上りやすくするために工夫した(と思われる)のがこの手すりです。ちなみに今回の遠征の時期には、ホーム拡張のための地質調査が行われていました。1日でも早いホーム拡張と、エスカレータまたはエレベータの設置が望まれます [3]。
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